こんにちは!薬剤師エイトです(^^)
この記事では、子供さんへのお薬の飲ませ方について説明をしています。
子供にお薬が出されたとき、多いのは粉薬なのではないでしょうか。粉薬は小さな子でも飲みやすく、また、いろいろなものに混ぜられます。ここでは、粉薬を上手に飲んでいただけるようなアドバイスを書かせていただきたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
まず最初にお伝えしたいのが、多くの粉薬が、ずっと口の中に入れていて味わってしまうと苦くなってきてしまうということです。その為飲むときにはあまり時間をかけないほうが、飲みにくくないかなと思います。
☆食べるものがミルクや母乳メイン、赤ちゃんの場合☆
まだ離乳食が始まっていなく、ご飯がミルクや母乳だよ、という子供さんは、
練団子方式がおすすめです♪
以下で詳しい手順を解説していきます。
①小皿などに粉薬を出す
こうして一回出しておくとやりやすいです!
②1~2滴水を加えてペースト状にしていく
スポイトを持っていればそちらを利用してもいいですし、手に少し水を付けて垂らしても大丈夫です!とにかく、“はじめは少量の水で”ということが大切。加えて様子を見ながらねりねりしていきます・・・
③ペースト状になった薬をまとめる
ある程度まとまりが出てきたら、まとめてお団子のようにしてみましょう。1~2滴ぐらいずつ水を加えながらであれば、ここでまとまりそうかも、というタイミングもわかるかと思います。少しくらい緩くなってもOKです(^^)
できた!
④その団子状になったものをほっぺの内側につけ、そのまま母乳やミルクをあげる
頬っぺたの内側にこすりつけるようにして、薬をくっつけます。(上あごでもOK)ですので、少し緩めに作ってもらったほうがくっつけやすいかもしれません。そのまま授乳すれば、お薬も一緒に飲んでくれるかなと思います。
こんな感じですね。
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もし水を入れすぎて水っぽくなってしまったらシロップのように飲んでいただいてよいと思います。
良かったらこちらもどうぞ♪→子供への薬の飲ませ方~シロップ編~
ただ、お薬によっては溶けにくいものもあり、じゃりじゃりした食感になってしまうかも。
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☆食べられるものが増えてきた場合☆
そのまま飲める場合はそのままで!
離乳食も始まり、食べられるものが増えてきたら好きなものに混ぜてもらえればいいと思います(^^)ヨーグルトやゼリー、プリン、アイス、バナナやリンゴなどの果物をつぶしたものに混ぜるのもおすすめ。服薬ゼリーを活用していただくのもいいでしょう。あまり多すぎて全部食べ切れないとお薬が残ってしまい正しく飲めていない可能性があるので、少量のものにお薬を混ぜてもらったほうがいいです。おなかの調子が悪くて薬を服用する場合は、果物やサツマイモ、カボチャなどをつぶしてその中に入れて飲むのが良いでしょう。
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ただし、一部の抗生剤でヨーグルトや果物ジュース、イオン飲料など酸味のあるものと混ぜると苦みが増してしまうものや、牛乳と飲むと効果が落ちる可能性がある薬などもあるので注意が必要です。
酸味のあるものと混ぜると苦くなるもの
例:クラリスロマイシン、エリスロシン、ジスロマックなどマクロライド系といわれる抗生剤
牛乳で効果が落ちる可能性のある物 (時間を2~3hほど空ける必要がある)
例1:ミノマイシン、ビブラマイシンといったテトラサイクリン系と呼ばれる抗生剤
例2:クラビット(レボフロキサシン)、オゼックス(トスフロキサシン)などの、ニューキノロン系と呼ばれる抗生剤
酸味のあるものと混ぜると苦くなるものに関しては、混ぜるならチョコアイスやバニラアイスなどがおすすめ。アイスはあまり食べないという方は、卵ボーロを牛乳でふやかすと、バニラのような味になるのでそれも一つの案です。
服薬ゼリーであれば、チョコレート味などが良いかなと思います。
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いかがでしたか。早く症状が良くなることを願っています(^^)読んでいただきありがとうございました。